【全ツ2019】桜井玲香ラストメッセージ全文&秋元真夏からの手紙内容まとめ

2019年9月1日に開催された乃木坂46真夏の全国ツアー2019の千秋楽で、乃木坂を卒業する桜井玲香のラストメッセージ(スピーチ全文)をまとめました。

また、同公演で新キャプテンに就任する秋元真夏から桜井玲香への手紙の内容もまとめています。

桜井玲香ラストメッセージ全文

皆さん今日は本当にありがとうございます。

もう終わっちゃうなあ、、早いですね。

今回は『乃木坂46 真夏の全国ツアー2019』ということで、グループのライブなんですけど、こうやって時間を少しもらえたので、ちょっとだけ皆さんに感謝の気持ちを話したいと思うんです。

この神宮は、乃木坂46の聖地になっているんですけど、私もすごいいろいろな思い出がある場所で。

この規模の大きいライブをしたのが神宮が初めてで。

当時は今でこそMCって、私は頭と最後くらいしかしゃべらなくて、あとはメンバーみんなで分担してやってるんですけど。その頃は、全部つるっと私がMCをやらなきゃいけなくて、初めての神宮で覚えることも多くて、テンパりすぎちゃって、オープニング泣きながら出たこともあったんですよね、、、

雨が降ったりとか、何より復活ライブをしたのも神宮でした。実は私、3年前の夏、1回乃木坂を休業したんです。

1カ月半くらいかな

乃木坂でいろいろなお仕事をさせていただいているので、1カ月半という時間でもやることが山ほどあって。

「裸足でSummer」の時かな、ちょうどリリースがあったり、全国ツアーを回ったりという時期で、私も本当に頑張ろう! って。

アイドルとしてもキャプテンとしてもめちゃくちゃ頑張らなきゃって力んだ自分をコントロールできなくなっちゃって。どうにもならなくなって、休業しちゃっていたんです。

その時は本当に「私、終わったな」と思ったんですよね。アイドルを辞めなきゃダメだと思ったし、芸能界も辞めた方がいいなあって、目の前が真っ暗になった時期で、どうしようもなかったんですけど。

3年して私こうして立っているんですよね。やっぱりメンバーとスタッフさんと、たくさんのファンの皆さんがめちゃくちゃ支えてくれたから、今日こうして立っているんです。

メンバーなんてめちゃくちゃ迷惑を掛けたのに、みんな定期的に連絡をくれるんですよ。「何してるの?」とか「最近、こういう感じだよ」って。

スタッフさんも連絡くれるし、ファンの方にもすごい気を使わせちゃって、握手会とかで。触れた方がいいのか、触れない方がいいのかとか、みたいな。

最初乃木坂に入った時は、こんな大人数で同世代の女の子がたくさんいるグループで、しかも順位が付けられるし、選抜とかアンダーとか。

ライバルじゃないですか? メンバーって。

だから私は頑張りたいから、友達なんていらないと思ったんです、最初の頃。1人でやってやる! という気持ち。

でも皆さんにとっても赤の他人なのに、みんなが自分のことのように心配してくれるんです。

しかも私、辞めようと思っているのに、どうやったら玲香が復活できて、どうやったら乃木坂46に戻ってきてくれるのかというのを、まるで自分のことのように、みんながみんな、いろいろなことを考えてくれたんです。

そういうのに支えられて、そんなタイミングで、マジで、本気でこのグループを守らなきゃなとなったんですよね。

メンバーを絶対に守らなきゃいけないなって。ちょっと遅かったかもしれないけど、本気で思えたのはそのタイミングでした。

親にも心配かけて、毎日のように泣いてましたね

その時は。そう考えると、今こうして自分にとっていろいろな思い入れがある神宮で最後を迎えられているこの姿を皆さんに見てもらえるのが奇跡ですね。

人生何が起こるか分からないなって、すごく思います。

これから乃木坂を辞めたら、私はこれから先も夢があるので、1人で頑張っていこうと思っているんですけど、何かちょっと気を緩めると「ふぁっ」となっちゃう(泣いちゃう)時があるんですけど、あまり寂しいという感じがなくて。

私が卒業決めたのって、アイドルはもういいかなと思ったからじゃなくて、卒業してもずっと自分にとって乃木坂は一生関わっていくなと思っていて。

メンバーはこれから現役のメンバーとして乃木坂46を作っていくと思うんですけど、私は卒業した後に、『桜井玲香って乃木坂46だったんだよ、しかもキャプテンだったんだよ、すごくない?』って言ってもらえるような人になりたいと思ったので、このタイミングで卒業して、早く新しいスタートを切らないと、メンバーに背中を見せられるようにならないと思って決断したので、これからも乃木坂なんだなって思って、だから寂しくないのかなって思いますね。

これからも、メンバーとして一緒に活動することはなくなるけど、私は私でこれからの乃木坂46を作り続けていく1人だと私は思っているので。それを胸に刻んで、これからも活動をしていきたいと思います。

皆さんにもいろいろな姿を見せるつもりでいるので、これがお別れじゃないですから。ワクワクして待っていてほしいなと思います。こんな感じかな?

では、今回卒業を記念して、ソロ曲をいただいたんです。秋元康さんが作詞していただいて、杉山勝彦さんが作曲してくださった、本当にすてきな曲。秋元さんに出会ってなかったら、こうやって人前に立って、いろいろな景色は見ることはできなかったと思うので、本当に感謝しています。

最初で最後の初披露。聞いてください。

(ソロ曲『時々 思い出してください』披露)

幸せだな、本当に。こんないっぱい…

本当、幸せだな。みんなありがとう。

ソロ曲がカップリングで入っている乃木坂46が9月4日に新曲「夜明けまで強がらなくてもいい」をリリースします。

私はこの先、この曲を披露することがないんです。テレビとかで披露する機会がなくて。最初、選抜に入るか? と言われた時に、ちょっと迷ったんです。

歌番組とか出られなくなってしまうので。卒業をした後に発売するのに選抜に入るのって、中途半端なことをするんじゃないかって。

メンバーやスタッフさんに相談したら、みんなが思い出づくりにやればいいじゃんって、すごく温かい言葉をいただいたんです。

MVだけ出させていただきました。最後になるので、この場で私もこの曲を歌いたいと思うんですけど、いいですか?

(メンバーと共に『夜明けまで強がらなくてもいい』を披露)

⇒桜井玲香復帰の4thバスラ(Amazon)

秋元真夏から桜井玲香への手紙全文

ちょっと思いが募りすぎて少し長いので、みなさん座ってお聞きください。

ちょっと緊張するんですけど、読ませていただきます。

玲香へ。

玲香、卒業おめでとう。そしてキャプテン本当にお疲れ様でした。

8年間キャプテンを務めてくれた玲香には、伝えたい思いがたくさんあります。きょうはメンバーを代表して私が手紙を贈らせていただきます。

私の中での玲香との最初の思い出は、乃木坂の最終オーディションです。黒いミニスカートを履いて、キリッとした表情の玲香とすれ違った私は、そのキラキラしたオーラにひたすら圧倒されていました。

それから一緒に活動していく中で、玲香との思い出が数え切れないくらいできました。

女子校出身メンバーで結成した“女子校カルテット”は、ほかのメンバーからも「この4人はお母さんになっても、おばあちゃんになっても一緒にいそうだね」って言われるくらい、濃い時間を過ごしてきたり、何年か前のクリスマスに、リハが終わってお互いに予定がなくて2人でご飯に行ったり、初めて2人でご飯に行ったから実はあの時「何を話そうかな」と緊張していたけど、今では何でも話せる関係になれたのが私はすごく嬉しいです。

でもやっぱり忘れられないのは、私が乃木坂の活動をみんなよりも1年遅れで始めた時のことです。

私はあの時、正直自分が乃木坂に受け入れてもらえるのか怖くてたまりませんでした。でもそんな時、私のことをずっと気にかけてくれていたのが玲香でした。きっと玲香はキャプテンという立場じゃなくてもそうやって私を見守ってくれたんだと思います。

あの時は本当にありがとう。

玲香がキャプテンじゃなかったら、今の乃木坂はありません。

玲香は「そんなことない」って謙遜すると思うけど、私だけじゃなくて、ここにいるみんながそう思っているはずです。

目には見えない乃木坂らしさ。それは玲香が作ってくれたこの優しい空気感なんだと思います。

玲香はすごく人に気を使うし、自分の悩みも話さないから「もっと頼って」と心配になることもたくさんありました。でも、メンバーはみんな心の底から玲香がキャプテンで良かったと思っています。

嬉しいことも、苦しいことも、すべてを受け止めてくれて本当にありがとう。

こうして手紙を読んでいても、まだ玲香がいなくなることがどうしても想像できません。また明日楽屋に入ったら、いつものように玲香に会える気がしてしまいます。面と向かってこんなことを言うべきではないことはわかっているけど、本当は寂しすぎてどうしたらいいのかわかりません。

できることならずっと一緒にいたかったけど、これからは私たちは、誰よりも玲香の応援団になって背中を押します。だからこの先大変なことや辛いことがあったら、その時くらいは私たちを頼ってね。

8年間、本当にお疲れ様でした。

今までありがとう。大好きな玲香へ。

⇒乃木坂工事中での桜井玲香からファンへのメッセージ全文

⇒『乃木坂46真夏の全国ツアー2019LIVEレポート』

Posted by zonosite