【西野七瀬卒業コンサート】卒業スピーチ全文
2019年2月24日(日)に京セラドームで乃木坂バースデーライブ4日目~西野七瀬卒業コンサート~が開催されました。(卒コンのレポートはこちらから)
その際に西野七瀬が、アンコール冒頭でファンに贈った卒業スピーチの全文を掲載します。
卒業スピーチ全文
アンコールありがとうございます。「な・な・せ」という(アンコールの)声がすごい聞こえてきて、みんなと「ななせコール! すごい。しかもぴったりそろっている!」って盛り上がってました。ありがとうございました。しかも長くすてきなVTRも作っていただいて。
う~ん、何を話せばいいのかちょっと難しいところなんですけど、今日のライブが始まる直前まで、「あれ? 卒業ライブ…かな?」みたいな感じだったんですけど。ちょっと(ステージに)出る前にグーっってなっちゃって、喉がキューって絞められて、その時に、あ、すごい、自分にとっての乃木坂という存在が、すごく離したくないものというか、知らない間に、そういう例えようのない大事なものみたいなものになってたんだなあ、というのを、このライブの始まる寸前に、なんか気づかされまして。自分の感情によって。
(ライブの)アタマ「(気づいたら)片想い」をアカペラで歌うって演出も、めっちゃ練習したんですよ。すごい練習して、その時はすごい褒められて、いい感じ、ってなってたのに、やっぱり本番になるとどうしても、練習のときにはない感情がたっくさん生まれてきたので、なんか、練習通りには上手にはできなかったな、と思ったんですけど。でもまあ、これがリアル、というか、私。そういう姿を皆さんにお見せできるのも、悪いことではないなあ、と思っています。
う~ん、なんだろうなぁ…。なんかでもやっぱり、今日ライブをバーっとやってきて思ったのは、ライブ楽しいな、っていうことですかね、シンプルに。もちろん大変なこともたくさんあるんですけど、リハだったりとか。そもそもライブできることがすごいありがたいことですし、こうやって会場があって、そこをセットを組み立ててくれる方がいて、構成演出を考えてくれる方がいて、こうやって今キレイに、みんなをかわいく撮ってくれるカメラマンさんがいて、キレイにうつしてくれる照明さんがいて、この大事なマイクを管理してくださっている音響さんたちがいて。
なんか数え切れない人たちの力のおかげで、私たちは、当たり前のように感じてしまうかもしれない、こうやってライブができるってことを、あらためてなんか、当たり前のことじゃないんだなあ、と昨日の夜に考えていました。
(涙ぐむ)すいません。でも…(声援に)エヘヘ、ありがとうございます。自分が楽しい気持ちで歌ったり踊ったりできるのは、見てくださる皆さんが、視線を受けてくれる、手を振ってくれる、アピールしてくれる、っていうのは、すごい力になりました、今まで。
7年間、初めのころ、なんかもう、しゃかりき、って感じで。「みんな私を見て欲しい」みたいな気持ちでできる場所なんですよね、唯一、私にとって、その、ライブっていうか、このステージ上。ステージを降りると、なんか恥ずかしくて、「あまり見ないで~」ってなるんですけど、ステージに上がって音楽がかかると、楽しくて、遠くのお客さんにも届くように腕を目いっぱい伸ばして、大きく見せようって。なんか、自分の中で、ライブに対してのルールじゃないですけど、こういうふうにしよう、こういふうにしようと、ひとつずつ生まれていって。何年もかけて。それを考えるきっかけになるのは、見てくれるファンの方に喜んで頂きたいというのが原点にあるので、そういう風にいろいろ思わせてくれたことに、すごくありがたいことだな、と思います。
(会場から「ありがとう」の声)いえ~、こちらこそ、なんですよ。あ~、なんか、恥ずかしくなってきました。卒コンて1日しかないものなんで、ここの会場には約5万人の方がいらっしゃって、でもこの画面の向こう側にはもっとたくさんの方が、今も見てくださってて。そんなふうに、そんなふうに「乃木坂46の西野七瀬」として、なれたことは、本当に、もう、ねえ。誰も予想しなかったですよね。私でさえも思わなかったですから。本当に幸せだなって思いますね。
さっきも言った、たくさんの方が力を貸してくれて、私たちって活動できている存在ですから。その気持ちって、でも、私たちアイドルって職業だけじゃなくて、他の仕事にももちろん、そういうこと生きると思うんですよね。だから、この乃木坂の7年間で、そうやって覚えていったこと、教訓的な、自分で考えたものは、この先ずっと、どこに行っても役に立ってくれるものだと思ってますね。うん、えへへへ。本当に感謝しかないです。本当に、本当にありがとうございます(会場から拍手)。
えへへ、うれしい~。そうですね、今後も「乃木坂46の西野七瀬」じゃなくなりますけど、西野七瀬はずっと生きていきますので、ぜひ、そっと応援してくださる方もいれば、いやあまだまだ応援するよ、って方もいらっしゃってくださると思いますが、皆さん(それぞれ)の応援の仕方で、私のこと見ていてくれてたら一番うれしいなと思います。ムリをせずに。
(声援に)うれしい~。ありがとうございます。このままだとまた喉がキュッとなりそうなので。語らうのは、この辺にしますね。私の今、頭の中にあったこと、胸の中にあったことを皆さんに、きれいな形ではないかもしれないですけど、不器用なりに、お伝えできたかなと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません